Edition
2022
25のチュートリアル、各国の著名な教育者5名、“ポーランドのヴァイオリン音楽” 30曲の新しい録音
ヴァイオリンのための「ショパンの国の音楽」プロモーションでは、ポーランドの幅広いヴァイオリン音楽を紹介いたします:ヘンリク・ヴィエニャフスキ、カロル・リピンスキほか19世紀のポーランド人作曲家たちの作品から、カロル・シマノフスキ、グラジナ・バツェヴィチを経て、教育音楽を専門とする作曲家:アントニ・ツォファリク、エヴァ・イヴァンの作品に至るまで。
作品のプレゼンテーションは、計25の指導動画に用意されました。
ヴァイオリン版チュートリアル動画を手掛けた教育者たち:スティーヴ・ビンガム(英語版)、ノラ・シャイディヒ(ドイツ語版)、シェアリ・ルーブ(フランス語版)、エドアルド・ゾ-ジ(イタリア語版)、小川恭子(日本語版)。
25の動画は、それぞれ6つの言語で鑑賞できるようになっています:英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポーランド語。
動画は2022年5月28日に初公開されました。このオンラインによるプロモーションでは、アガタ・シムチェフスカ氏によるマスタークラスを併せた2つのコンサートを配信。コンサートはそれぞれ、以下の日程・会場で開催されました:5月29日、カーディフ(イギリス)/欧州弦楽指導者協会(ESTA)のカンファレンス、並びに、9月25日、クレモナ(イタリア)/世界最高峰の楽器フェア「モンドムジカ」。
チュートリアル
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Władysław Żeleński – Sonata in F-major Op. 30 | tutorial JAP
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Fryderyk Chopin – Nocturne in C sharp minor | tutorial JAP
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Fryderyk Chopin – “Mazurka in A minor Op. 64 No.4” | tutorial IT
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Ignacy Jan Paderewski – “Melody” | tutorial IT
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Adam Wroński – “Mazurka. Cradle Song” | tutorial FR
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Krzesimir Dębski – “Cantabile” | tutorial FR
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Roman Statkowski – „Dumka” | tutorial EN
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Emil Młynarski – „Mazurek G-dur op. 7″ | tutorial EN
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Zygmunt Noskowski – “Melody Op. 21” | tutorial GER
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Karol Szymanowski – “Cradle Song” | tutorial GER
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楽譜出版物
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ヤニーナ・ガルシチャ《なぞ解き》
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ヤニーナ・ガルシチャ《リトル・ソナチネ》
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ヤニーナ・ガルシチャ《音楽の絵》
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ドロータ・オビヤルスカ《ギシギシする音符》
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パヴェウ・ヴイトーヴィチ《ミニアチュール 第1巻》
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アントニ・ツォファリク《飼鳥園》
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エヴァ・イヴァン《音楽の旅》
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グラジナ・バツェヴィチ《易しい曲 第1巻》
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ヘンリク・ヴィェニャフスキ《最も美しいヴィェニャフスキ》
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グラジナ・バツェヴィチ《最も美しいバツェヴィチ》
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グラジナ・バツェヴィチ 《コンチェルティーノ》
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カロル・シマノフスキ《子守歌》
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カロル・リピンスキ《3つの奇想曲 作品29》
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ヴワディスワフ・ジェレンスキ《ロマンス、幻想的舞曲》
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クシェシミル・デンブスキ《カンタービレ》
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ジグムント・ノスコフスキ《メロディー 作品21-1》
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ロマン・スタトコフスキ《ドゥムカ》
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アダム・ヴロンスキ《マズルカ、子守歌》
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ヘンリク・ヴィエニャフスキ《カプリッチョ・ヴァルス》
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ヘンリク・ヴィエニャフスキ《華麗なるポロネーズ 第2番 イ長調 作品21》
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ヘンリク・ヴィエニャフスキ《東洋的幻想曲》
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ヘンリク・ヴィエニャフスキ《伝説》
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フレデリク・ショパン《有名なトランスクリプション 第1巻》
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フレデリク・ショパン《有名なトランスクリプション 第2巻》
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エミル・ムイナルスキ《マズルカ ト長調》
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イグナツィ・ヤン・パデレフスキ《メロディー》
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プロジェクトに関わる指導者プロフィール
プロジェクトに関わる作曲家について
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ヴァイオリニスト、室内楽音楽家、教育者、教育方法論学者。グダンスク音楽アカデミーでマリア・スヴァラ教授に学び、卒業。長年に渡ってオルシュティン県ヴァルミア=マズーリ交響楽団のヴァイオリン奏者を務め、コン・フラウト四重奏団の一員でもある。弦楽オーケストラ「アプソルベント」の創立者・指揮者。国立オルシュティン音楽学校第一課程・第二過程及び国立ディヴィティ音楽学校のヴァイオリン科で後進の育成にあたる。教育方法論セミナーにて、アルミータ・ヴェイモスをはじめ多くの著名な教育者に学ぶ。彼女の指導する生徒達・室内合奏団は、数々のコンクールで輝かしい成績を収めている。子どもと指導者のためのワークショップで指導、教育者として多数受賞。度々、ヴァイオリンコンクールで審査員を務める。
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クラクフ音楽アカデミー卒業。クラクフ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務め、ソリストとしても数々のオーケストラと共演。また、複数の室内楽アンサンブルで演奏する。芸術活動の傍らで、教育活動にも従事する。ポーランド国立クラクフ総合音楽学校第一課程ヴァイオリン科に勤務し、多数のコンクール及びオーディションで審査員を務める。音楽教育プロジェクト「室内楽ビギナーズの春」を立ち上げ、芸術監督に就任。教育者として、子供の教育に関する記事も発行。ヴィエリチカで開催されるヴィヴァルディ全ポーランド・ヴァイオリンコンクールの発案者で、主催者の一人。ヴァイオリン指導曲を手がける作曲家でもある。
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コンサート・ヴァイオリニスト、室内楽奏者、教育者。全大陸でコンサートを展開した有名な「クラクフ三重奏団(1964-84)」のメンバー。長年にわたり、クラクフ・ポーランド放送交響楽団ならびにビドゴシチ・ポモージェ交響楽団でコンサートマスターを務める。カトヴィツェ及びビドゴシチの音楽アカデミーに勤務した後、現在はクラクフ・F. ショパン音楽高校で後進の指導にあたる。教え子の中には、数多くの国内・国際コンクール受賞者も含まれる。音楽学校第一課程・第二過程ヴァイオリン科及び教育課程顧問、ヴァイオリン夏期講習・夏季コース講師、多数のヴァイオリンコンクール審査員。ポーランドで最も有名なヴァイオリン指導書の作者であり、指導に役立つ作品やヴァイオリン編曲作品を数多く手掛ける作曲家。
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女性ヴァイオリニスト、教育者、作曲家。長年、カトヴィツェの音楽学校及び音楽大学に勤務。ヴァイオリン初心者向けの指導教材『きれいに弾きます(ポーランド音楽出版社、2005年)』の作者。ピアノとヴァイオリンのための様々な教育的作品、オーケストラと室内楽アンサンブルのための編曲も手掛ける。教育者のためのセミナー、講義、コンサルテーション(特に、教育イベント「音楽教育の日」の一環として)を行う。数あるヴァイオリンコンクールの審査員及び共同開催者。
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作曲家、ヴァイオリニスト、チェロ奏者、指揮者。数々のオーケストラでコンサートマスターと指揮者を務め、そのキャリアをスタート。1814年、ルイ・シュポーアの説得を受けて、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてのキャリアの追求を決心すると、従来の指揮者の仕事を辞任し、ヴァイオリンの技術を究めて演奏レパートリーを準備することに専念。1817年、ヨーロッパ全土で定期的なコンサートツアーを開始。1839年、ドレスデンに定住し、20年間にわたってザクセン王フリードリヒ・アウグスト1世オーケストラのコンサートマスターを務める。
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作曲家、ピアニスト、教育者、指揮者、そして哲学者。ワルシャワ音楽院の教授として。和声と対位法を指導し、ワルシャワ音楽協会の芸術監督を務める。1888年、ジェレンスキの先導により、クラクフ音楽協会アカデミー(現クラクフ音楽アカデミー)が創立。オルガンと音楽理論の授業を担当し、亡くなるまで学長を務める。彼の教え子には、ジグムント・ストヨフスキ、ロマン・スタットコフスキ、ヘンリク・オピェンスキ、フェリツィヤン・ショプスキ、ボレスワフ・ヴァレック=ヴァレフスキらがいる。
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作曲家、ジャズヴァイオリニスト、指揮者、編曲家、音楽プロデューサー。ジャズバンド「String Connection」のリーダーとして、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、カナダ各地で演奏。数多くの名高いレコード会社から、自作を含む30枚以上のCDをリリース。1986年以降はコンサート活動を自粛し、作曲活動に専念。交響曲および室内楽曲を50作品以上、また、劇映画、ドキュメンタリー映画音楽も50曲以上残し、劇音楽や実験音楽も手掛ける。1991年に指揮者としての活動を再開。ディスコグラフィーには、指揮者として既に十数のタイトルが挙げられる。アンカラ、ダルムシュタット、サンディエゴなどで開催された夏期音楽セミナーで後進の指導にあたり、現在はポズナン・I.J.パデレフスキ音楽アカデミーにて、教育活動ならびに研究活動を続けている。
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作曲家、ヴァイオリニスト、教育者、指揮者、社会評論家。ワルシャワ音楽協会で活躍。歌劇場管弦楽団の指揮者およびワルシャワ交響楽団の第二指揮者を務める。ワルシャワ音楽院で作曲家の授業を担当。卓越した教育的センスを持ち、20 年間にわたってポーランドの全世代の作曲家を育成する。彼の教え子には、ヘンリク・メルツェル、グジェゴシュ・フィテルベルク、ミェチスワフ・カルウォーヴィチ、カロル・シマノフスキ、ルドミル・ルジツキらがいる。ノスコフスキは音楽評論も手がけ、音楽についての数々の講義・講演を実施。より近代的な音楽に関心を寄せ、その発展を支持しながら、新しいテクニックや音楽様式を取り入れた。バイタリティにあふれ、一つの音楽形式に収まることなく、音楽のあらゆる分野で力の限りを尽くした。
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作曲家、教育学者。ワルシャワ大学で法律を専攻した後に、音楽の勉強を始める。ヴワディスワフ・ジェレンスキの指導の下、ワルシャワ音楽院で作曲の研鑽を積む。その後サンクトペテルブルクに移り、現地の音楽院で作曲をニコライ・ソロヴィヨフ、器楽法をニコライ・リムスキー=コルサコフに師事、1890年にゴールドメダル付きの卒業証書を授与される。1904年、ワルシャワに定住し、ワルシャワ音楽院の教授に就任。初めは音楽史と音楽美学を教えていたが、1909年にジグムント・ノスコフスキが他界した後は、作曲のクラスも担当。彼の教え子には、イェジ・レフェルド、ヤン・アダム・マクラキェヴィチ、ピョートル・ぺルコフスキ、カジミエシュ・ヴィルコミルスキ、ボレスワフ・シャベルスキらがいる。
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ヴァイオリニスト、作曲家、教育者。クラクフ技術研究所の声楽・音楽学校で教育を受けた後、ウィーン音楽院で学ぶ。兵役中にヴァイオリニストとして輝かしい芸術的キャリアを開花し、やがて軍楽隊の隊長に就任。クラクフ古劇場に出演していた交響楽団およびクリニツァ=ズドルイ湯治郷オーケストラの共同創設者。1897年、リヴィウ劇場管弦楽団の指揮者に就任。その作曲作品にはウィーン音楽への顕著な感化が見られたことから、しばしば「ポーランドのシュトラウス」と呼ばれる。非常に多作な作曲家で、250曲以上を残した。それは主にピアノの舞踊曲であるが、他にも幻想曲、序曲、行進曲、歌曲、合唱曲、更には、ヴォードヴィルさえも手掛けていた。
パートナー
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ハル・レナード・ヨーロッパ
世界で最も有名で信頼の厚い音楽出版社、アーティスト、ソングライター、編曲家、楽器メーカーを代表する楽譜出版社。ヨーロッパ各国を網羅する徹底的なロジスティクス管理によって、楽譜は演奏家、指導者、生徒、学生、また、アマチュア音楽家の手に届けられる。ハル・レナード・ヨーロッパは、大型のオンラインストアを介してほぼ全世界を担う大きな出版・配布グループ会社の一部である:musishopeurope.com(ヨーロッパ)、musicroom.com(イギリス)、www.halleonard.com(アメリカ合衆国)。ハル・レナード・ヨーロッパの協力の下、プロジェクトで紹介されている楽譜出版物は、EU諸国の音楽家に届けられている。
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ユニヴァーサル・エディション・ロンドン
イギリスで活動する楽譜出版社。20世紀初頭に遡る編集の伝統を持つ、オーストリアのウニヴェルザール出版社の一部である。
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Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance