マリア・シマノフスカ《ピアノ・アルバム》
ピアノ用, PWM 9026
マリア・シマノフスカのピアノ作品より、最も興味深い曲をセレクション。往々にして前ロマン主義的であると言われる彼女の作品は、ロベルト・シューマンがその音楽的フォルムと繊細な音使いのセンスを評価していたように、同時代の人々から高い支持を得ていた。シマノフスカもまた、マズルカ、ポロネーズ、ノクターンを作曲していて、フリデリク・ショパンの作品にも影響を与えた。彼女の作品は、ポリフォニックな要素も無くシンプルな形態であるが故に、弾き手は様式上の課題に真正面から挑むこととなる。